声楽の基本動作

のどをあける 上から音を取る

のどをあける

 ドイツ、イタリアなどヨーロッパで声楽を勉強すれば必ず耳にする言葉ですが。


【のどをあける】

これは単純に「あくび」の状態なのですが、もしきちんと理解したいのなら。

握りこぶしの上にあごをのせ、そのまま首を突き出すのです。いわゆる悪い姿勢、ゴリラ姿勢ですが、このままで更に何か日常語を、例えば「おはようございます。」と発音してみるのです。言葉がにごってきちんと発音できなければ、むしろ正解です。

その後、正しい姿勢にもどしてみましょう。そうすれば、正しくのどがあけられた状態を得ることができます。

上から音を取る




















上から音を取る、そのわけは、これらの図式を見れば一目瞭然です。

なぜなら、必要な筋肉は上から下へ、前から後ろへと動くのが見て取れるからです。これら筋肉の動きの流れに沿うようにイメージし、運動することが大切です。

このように昔から経験的に言い継がれ、伝えられてきたことは、実は科学的にも正しいことが見て取れます。

ただし、これはあくまでも声楽のための基本動作であり、もし更なる矛盾を解消し最短でベル・カント発声を手に入れることをお望みならば、どうぞ私の「機械的訓練法」をお試し下さい。

ベル・カント発声法は全ての声楽を容易にする

かねてよりベル・カント唱法は発声法の理想的な姿とされてきましたが、それゆえにまた普遍的でもあり、この発声法の習得はイタリア語の歌曲、オペラ・アリアのみならず、例えばドイツ語、フランス語、日本語などによる声楽を容易にします。

またこの機械的訓練法の確立に先立っては、例えばミュンヒェン音楽大学のH.ブラシュケ教授からは「変声区」について、歌劇場のアメリカ人のバス歌手からは「声の響き」について、同じく歌劇場のアルメニア人の舞台監督からは「声の輝き」について、そして前述のギリシア人のG.ギアカス氏と、ほかにも様々な国の人達の有形無形の教えが底 辺にあるという、非常にインターナショナルな立場があります。

このように日本にのみいたのでは分からない、どうしてもある程度の在外経験を経て初めて得ることのできるものがあります。